168 Hours

数年前、タイのバンコクで知り合った通称Airちゃん。時々、ふと思い出したやうにLINE電話してくる。俺の都合が悪くてかけ直すと一度出るも即切り、すかさず音声通話ではなくビデオ通話で折り返してくる。流暢な日本語で、会いターイ、カオマンガーイ...いや、顔ミターイ。俺の顔面、どうやら東南アジア風に出来てるんだよね。同僚でフィリピンルソン島出身のMarieは自他共に認めるぐらい俺のことが大好き(多分)。俺の場合、基本30分前には出勤してるんだけどストアMGRが俺を呼びにくるから、Marieがお前のこと待ってるぞ。労働熱心な彼女に、あれあれあれー?You、その右ポケットのスニッカーズを全部出しなさい!そして店内を追いかけ回されるという小学校の高学年気分。は、置いといてバンコクAirちゃん。彼女、多分俺たち日本人にはあまり理解出来ない孤児院育ち。タイの首都バンコク郊外の孤児院で18歳まで過ごし、両親どころか親族は誰もいないという。そんな孤児院を建てたのが日本人、幼い頃から周囲にはドラえもんとかの日本が身近にあり日本語があったとのこと。彼女がどんな人生を生きてきたのとかは詳しく聞いてないから俺は知らない。けど、時々LINEで話す彼女はとても朗らかで楽しいし日本語も段々上手になってる。バンコクの日本人街(タニヤ)以外で働いたことはないぐらい、日本や日本の文化に四季が大好きとのこと勿論料理も。一度聞いたことがある、天涯孤独ってどんな感じなの?そしたら即答でズバリ、◯◯(俺の名前)にストレスとかないでしょ?それと同じだよ多分。私には家族親戚とかのしがらみがないし、だから自由なの。こうも言ってた、タイはバンコクでも大雨が降ったらすぐ道路が冠水するのよ。でも、病気や不慮の事故以外なら人生は何とかなるマイペンライだって。何て大らかな発想、とゆーか彼女は物心ついた頃から一人だから家族との別れや親の愛情を知らない。ただそれが、その後その人の人生で何を意味するのかは誰にも分からない。凶悪犯罪者になるかも知れないし、どっかの大統領になるかも知れない。結果、多分その人の人間性なんだと思う。嫌な人間やシチメンドクセー人間はそこら中にいるから。それをストレスと感じるか、マシンガントーク(強弱中強弱)で反論するかはアナタ次第。さて、朝から宜野湾市うるま市役所に出向きトラック売却のペーパーワークは終了。今回、何と査定業者に見せてから小一週間、たったの168時間でトラックもろともGONE!オータニさーん。もうねー、ドナドナの歌が間に合わない間に合わない。10年近く転がしたのに最後は実に呆気ないという。まぁいいか、そして俺の2代目HILUXはタイ工場からやってくる。俺の夏にビーチ沿いを流したかったんだけど仕方ない、10月まで待つしかない。あれ?俺にしたらココは常夏、10月でもいいんぢゃないのギャハハハー👍

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恒例の...